早くしなさい
子育てをする中では、多くの親がついつい言ってしまう言葉です。
子供は時間を守ることや急いで行なうということを身につけてはいないので、親としては早くして欲しいと思うことは多いでしょう。
しかし、このような言葉は子供に罪悪感を感じさせるばかりであり、教育としてはまったくよくありません。
遅れるのであれば、早めに用意を始めて時間に余裕を持つようにしましょう。
それでもどうしても急ぐという場合は、早く行こうね、などと促すような言葉をかけるべきです。
○○ちゃんが一番すごい
ピアノやサッカーなどと、子供には習い事をさせる親もいます。
もちろん、習い事をしてそれが得意になっていくのは良いことですが、親としては褒め続けるのはあまり良くありません。
特に何をしても、自分の子供に一番良くできている、いつも凄いとべた褒めすると、子供はプレッシャーに感じ、褒められたこと以外は試そうと思わなくなります。
褒めるならば、子供の結果に対してでなく、努力していることを褒めましょう。
その他の言葉
・買うお金はないよ
子供が何かをねだった時に、家にはそんなお金はないの、と言ってしまうことはないでしょうか?
子供に対しシャットアウトすると、子供自身が自分の家は貧乏なんだと思いこみ怖がります。
お金がないと言うのではなく、お金を貯めているから今は買わないよ、などと買わない理由を言ってあげましょう。
・どうしてお兄ちゃんみたいになれないの?
兄弟のいる家庭だと、喧嘩したり上の子供よりもテストの点数が悪いときなど、このような言葉を使うことがあります。
もちろんお兄ちゃんではなく、家庭によってはお姉ちゃんになる場合もあるでしょう。
このような言葉は、兄弟に必要以上に競争心を芽生えさせ、子供によっては劣等感を与えてしまします。
子供にはそれぞれ短所と長所があるので、まずは長所を褒めて比較するのはやめましょう。
似たような言葉として、何でそんなに馬鹿なの?なんて不器用な子なの、などという言葉もあり、これも使わないようにしましょう。
子供を罵倒するような言葉を、親が何回も言っていると、子供自身が自分はそうなんだと思いこみ、ネガティブな思考になります。
・ママが代わりにやってあげる
子供は色々なことを失敗しながら覚えていきます。
計算が出来ない工作が上手くいかないなどと、失敗することも多いでしょう。
そんなときに親が横やりを入れて、代わりにしてあげて、子供に見てなさいというのは良くありません。
これは、子供自身が失敗する機会を奪うこととなり、いつまでも子供は何も覚えず、親に頼るばかりとなります。
失敗しても親は手を出さず、アドバイスしたり、子供が質問をしたら答えるようにしましょう。