小さいころからお絵かきをすることのメリットは大きい
小さい子どもでも、鉛筆やクレヨンを持つと、何を描いているのか分からないにしても、とにかくいろいろなものを描くようになります。
特に誰かから教えられるわけでもなく、たいていの子どもはお絵かきをするのが好きな傾向があるのです。
お絵かきは小さいころからさせることによって、いろいろなメリットを生み出しますので、親としても積極的にお絵かきを楽しんでもらえるようにしましょう。
一つのメリットとしては、表現力を身に着ける助けになるということです。
表現力というのは机の上で教えてもらうものではなく、経験や環境を通じて身に着けていくものですので、ごく小さいうちから何かを自分なりに表現するという習慣を身に着けるのはとても良いことです。
また、単純に指先を多く動かすことになるので、指先を器用にすることができるというメリットもあります。
器用、不器用というのは一生付いて回ることも多いので、小さいころから細かい作業をさせることによって、器用に物を扱えるように育って行けます。
さらに、色彩感覚を養うという点でもお絵かきはとても優れています。
いろいろな色の色鉛筆やクレヨンを自分で選んで塗っていくことによって、色の楽しさを覚えていくことができるのです。
お絵かきで使えるグッズ
子どものお絵かきで使えるいろいろなグッズが販売されていますので試してみましょう。
中でも便利なのが、水で消せるカラーペンです。
子どもは決まった紙に絵を描くということはあまりなく、とにかく描きたいところに描くものですので、どこを汚しても水拭きすれば消せるこのカラーペンはとても便利です。
また、お絵かきアプリが入ったタブレットを持たせるというのも楽しいようです。
不思議と子どももタブレットの操作を楽しいと思うようで、飽きずにタブレットで色を塗ったり、何かの形を描いたりして楽しんでくれます。
材料が必要ないので、新たに買いそろえる必要がないですし、家の中を汚すこともなくて使いやすいのがメリットです。
お絵かきを楽しんでもらうための注意点
子どもがお絵かきを楽しいと思ってもらえるように、親の方でもいくつかの注意ができます。
前述のように、子どもはとにかくどこにでも絵を描きたがりますので、普通のクレヨンなどを持たせる時は、壁などを汚さないように一緒についてあげましょう。
また、模造紙などのできるだけ大きな紙を用意してあげて、めいっぱいスペースを使って描けるようにすると、あまり他のところを汚さずに済みます。
そして大事なのが、子どもが描いたものを否定しないということです。
描いたものをうまくできていないと言ったり、笑ったりすると子どもは傷ついてしまってお絵かきが嫌いになってしまうかもしれません。