ついついあげちゃう!ご褒美の使い方に注意

ご褒美をあげるというのは良くないことなの?!

子どものやる気を起こさせるために、親としてはできる限りの良い方法を用いたいと思っています。
そのうちの一つに、ご褒美をあげるというものがあります。

しかし、中にはご褒美をあげるのは良くない、やる気を低下させるだけだし、ご褒美目当てだけで家事のお手伝いや勉強をするようになるという主張をする人がいます。
また、何かをする時には、自発的に心から出た願いでするべきであって、ご褒美をあげるという習慣は、その心を狭めてしまうことになると考える人もいます。

確かに、ご褒美のあげ方を間違うと、こうした意見にあるように、子どもにとって悪影響を与えてしまうことがあります。
しかし、上手にご褒美をあげることによって、子どものやる気をぐっとアップさせると共に、長く続けるための大きなモチベーションとさせることもできるのです。
要は、ご褒美もあげ方によるということであって、一概にご褒美がいいとか悪いとかは言えないのです。

どうしたら子どものやる気をアップさせるご褒美のあげ方ができるのか?

ご褒美をあげる際には、二つのタイプがあるということを覚えておきましょう。
一つは心理的なご褒美で、「よくやったね」、「上手にできたね」という褒め言葉など、子どもの心に直接入る報酬です。
もう一つは、何かをしたらお小遣いをあげるなどの、物理的なご褒美です。

子どものやる気をアップさせるためには、どちらのタイプのご褒美も有効ですので、バランスよく使っていくことが大事です。
特に大事なのは、心理的なご褒美で、物だけあげて褒め言葉をかけてあげないということがないようにしないといけません。
常に良くできた場合は、褒め言葉をかけてあげることで、結果というよりも、その努力や頑張った過程について褒めてあげることが大事です。

また、成し遂げたこととのバランスが取れた物理的なご褒美をあげるというのも大事です。
頑張ったこと以上に大きなご褒美をあげると、今度はもっと大きなものをと期待するようになりますし、小さい物をもらった時にやる気が低くなってしまうからです。

ご褒美をあげる場合の注意点

ご褒美をあげる時には、毎回決まった基準であげるようにしましょう。
同じことを成し遂げたのに、いつも程度が違うご褒美をあげると、他のご褒美と比べてしまうようになり、やる気を失わせる結果になります。

また、「これをしたら○○をご褒美にあげる」と約束したら、それを守るというのもとても大事です。
約束が守られないと、頑張ったのに何もなかったと落ち込んでしまい、ご褒美の効果が逆に働いてしまうことになるからです。
このように、ご褒美はあげ方によって、子どもにプラスとなることもマイナスとなることもありますので、親がきちんと考えて上手にあげていくことがとても大事なのです。


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