子供

脅し育児が子どもに悪影響を与える理由

力の上下関係で考えるようになる

親は子供よりも力が強く権力があるので、言うまでもありません。
子供を教育する中では、時には叱らないとならないこともありますが、親によっては脅すようなことを言って、子供に言うことを聞かせようとする場合もあります。
実はこの脅して教育するという方法を続けると、子供は大きくなると、自分が優位に立てた時だけ強い態度に出て、弱い立場になると卑屈になるという大人になってしまいます。
場合によっては、強い人物に対しては、ひたすらヘコヘコするようになるかもしれません。

・脅し教育によく使われる言葉

1、放置や縁切り

言うこと聞かないと置いていくぞ、あんたはもううちの子じゃない、などと突き放すタイプの脅しです。
子供にしてみれば、見方のはずの親にこう言われると、見捨てられたと感じてしまいます。
しまいには人間不信や多人恐怖に繋がるかもしれません。

2、押しつけや拘束

あなたのことをこんなに考えているのに、私の生き甲斐なんだからしっかりして、などの押しつけたり拘束するような言葉です。
一見すると子供を愛しているように見えますが、子供にとっては重圧となり、自分がしっかりしないと親も不幸になると思ってしまいます。

また子供を親が生き甲斐にすると、余計に子供に期待を持ちますので、無理難題を押しつけることも多くなり、さらには親は子供を自分の物のように考えていまいます。

・ネガティブ

勉強しないと良い会社に入れないよ、そういうことすると嫌われるよ、などのネガティブ思考に繋がる言葉です。
親としては、そのようになって欲しくないとの願いから言う言葉ではありますが、子供にしてみると、このように言われて頑張るぞという気持ちが沸くことはないです。

このようなネガティブな言葉を親が使うと、子供もネガティブな考えや言動を行なうになり、大変暗い考えの大人になります。

脅しにならない叱り方

たとえば、子供と買い物に出かけて、子供が走り回ったとします。
このときには、親はどのような言葉で子供を叱ればいいでしょうか?

・走り回ったら怒るよ
このような言い方は、子供に対して怒るという脅しをかけているので、止めた方が良いです。

・走り回るなら、○○を買うの止めるよ
子供に恐怖心は与えませんが、親の言うことを聞かないと子供の願いを聞かない、という損得を元にした叱り方であり、良くないです。

・走り回って人にぶつかったらどうなる?
子供が走り回っている時には、このような叱り方が最適です。
子供には損得や恐怖を元にして叱るのではなく、周囲がどうなるかと想像させるように促す感じで叱ります。
ただこのような叱り方は効率が悪く、子供が泣き出すこともありますが、手間がかかってもこのようにすると、子供自身なぜダメなのか理解するようになります。


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